卒業制作6(作品審査) 通信制大学スクーリング受講レポート

卒業制作6スクーリング受講レポート 通信制大学

先日、卒業制作6のスクーリングが終わりました。

これで社会人大学生としての最後の授業が終わりました。

まだまだやることはたくさんありますが、ひとまず山は越えたということで、少しずつ振り返りのレポートを残していけたらと思います。

この記事は、2021年に3年次編入をし、現在、京都芸術大学の通信学部に通っている筆者による、スクーリングの受講レポートです。これから授業を受ける方や、入学を検討している方に、通信制大学の授業の雰囲気などが少しでも伝われば幸いです。

スクーリング1日目

卒業制作6のスクーリングは、ずばり作品審査。1日目はプレゼン準備と全員のプレゼンテーションを行います。1人あたりの持ち時間は転換含め8分程度でした。通常の講評とは違い、教員からのコメントは少なめです。発表後の沈黙が、見ている側としても、自分の番でも辛かったです。

理由はなんとなく想像できますが、今年の京都は特に静かだったように思います。

対面とzoomでの聴講が可能であるため、私も昨年は聴講しましたが、雰囲気などがわかる良い機会なので、在学生は可能な限り参加すると良いと思います。プレゼンの仕方や必要な準備など、いざ自分が当事者になるとわからないことだらけなので、早いうちからの情報収集をおすすめします。

1日目は淡々とプレゼンテーションのみで終了し、作品審査の結果発表は2日目の朝まで持ち越し。授業最後の全体講評では、とある先生から不穏な宣告もあり。。。

教室に緊張感が走り、不安な気持ちのまま1日目が終了しました。

全体講評は、いい言葉は他の人への、悪い言葉はすべて自分への言葉と受け取りがちです。今回もいつものごとくダメージを受けましたが、周りの方たちと鼓舞し合いながら帰路につきました。

1日目が終了して外に出ると、無情にもみぞれのような雪が降っていてとても寒かったです。京都にスクーリングにくると、90%の確率で天気が崩れます。

プレゼンが終わって、もう少し晴れやかな気持ちで過ごせると思っていたのが甘かったです。帰りながらも、ホテルでも後悔や反省ばかり。精一杯ここまでやってきたつもりだったけれど、まだまだ出来ることはあったと思いました。

なんとか気持ちを切り替えて、次は卒展の準備。たまに授業のことを思い出して凹みながら必要な書類を作成し終えると、結局今日も12時をまわっていました。

スクーリング2日目

2日目の朝、なんとなく1日目の朝よりもみんな静かで、緊張感があるような気がしました。点呼が終わると早速審査結果の発表。どんなふうに発表するのかと思っていましたが、1人ずつ名前を呼ばれて合否を伝えられる方式でした。

「〇〇さん、合格です。」というような感じ。呼ばれるごとに、自然と拍手が起こります。私も無事に合格の結果をもらい、晴れて無事に全員が合格の審査結果となりました。

今だから言えることですが、昨日からの緊張感くらいはやっぱりあってよかったと思います。

通信制大学は、本当に色々な立場の人がいて、目指すゴールも、出来ることもバラバラです。だけど、やっぱり大学という組織である以上、ここまでやったからとか、何か出せばいいとか、そんな形で合格を決めていいわけはないですよね。

そう考えると、昨日の先生の言葉で全員の気が引き締まったと思います。きっと、みんなそれぞれ、いろいろなことを考える時間になったんじゃないかと思います。少なくとも私は、自分の中で不完全燃焼だった部分をしっかり反省して凹みました。

さて、無事に結果発表が終わった2日目は、卒展に向けての準備を行います。

卒展のプランや原稿を各先生方と確認したり、テキスト科目を進めたり。基本は自習のような時間です。やっと緊張が解けて、それぞれの作品について触れたり、情報交換したりしている人も多かったです。

授業終わり、専任教員の先生方から全体講評がありました。ある先生から、「今回の審査結果は、昨日のプレゼンを受けて、5人の教員が1人1人についてしっかりと議論して出したもの。だから胸張って合格だって思ってほしい」との言葉がありました。

昨日の授業終わりの空気感からの今朝の発表ということで、思うところもあった中で、そんな空気を汲み取るような先生の優しさに泣きそうになりました。

また、他の先生が、「悔しいと思えることはいいこと。悔しいから次こそに繋がる。きっと死ぬまでずっとそうだと思う」と言ってくださったのもとても印象的でした。

なんだか卒業式のような空気でしんみりしてしまいましたが、最後の授業の最後の瞬間まで、本当に素敵な先生方に恵まれた、贅沢な時間だったと思います。

月並みですが、やっぱり大学に来てよかったと改めて思いました。本当にたくさんのことを学んだ3年間だったと思います。落ち着いたらしっかり振り返る時間を取りたいです。

というわけで、無事に作品審査、そして最後のスクーリングが終わりました。

翌週に行われた東京組の作品審査も、無事に全員合格だったとのこと。おめでとうございます!タイミングが合わず私は聴講ができなかったのですが、聴講した学友から「レベルが高い」という声が届いており、卒展で見られるのが今から楽しみです。でもきっとまた落ち込むから覚悟しないと。。。

さて、次は来月頭に提出のテキスト課題、そして卒展に向けての準備へシフトして、もう少し頑張ります。まだまだやることは山積みなので、最後まで油断せず、そして楽しめる部分はしっかり楽しんで、きっと、これで本当に最後になるであろう学生生活を謳歌したいと思います。

写真は作品審査当日の朝、ホテルの朝食で付いてきた割箸のおみくじ。真っ先に見た学問のところに「日頃の努力が実る」とあってちょっと勇気をもらいました。

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